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働く中での外国人の特徴


悩んでる人
外国人と働く機会があるけど、どんなことに気を付けて一緒に働いたら良いのかなぁ?

今後、日本人以外の外国人と働く機会がある方は、このようなことを気にすることもあるかと思います。

ここでは、僕が様々な外国人と働いてきた経験をもとに、働く中での外国人の特徴について解説したいと思います。

あくまで僕が出会った外国人をベースに持った印象であるため、その国の人が全員同じ特徴を持っているわけではないという点は、

あらかじめご了承ください。

 

 

 

①タイ人の特徴

・優しい

・いつもポジティブ(マイペンライの精神?)

・プライドは高い

・イベント事に対しては、かなり創意工夫を凝らす

・時間にルーズ

・仕事の終了時間が来たら、仕事の途中でも帰宅する

・納期通りに仕事を終わらせないことが多い(仕事に遅れが発生することが多い)

 

基本的にタイ人は温厚で優しい人が多い印象です。ですが、時間にはルーズで、時間通りに会議が始まらないこともしばしば。

時間の管理をすることが苦手である印象が強い為、タイ人と仕事をするときは進捗管理をしっかり行ったほうが良いと思います。

また、プライドの高い人が多いので、何か注意をするときなどは、人前を避けて行ったほうが良いです。

個人的に僕が驚いたことは、タイ人は意外とイベントやパーティが大好きです。そういった行事に対する準備は、かなりの創意工夫を凝らし、イベントを盛り上げます。

 

②中国人の特徴

・勤勉

・合理的な考え方(物事を割り切って考える)

・成果主義

・プライドは高い

中国人は勤勉であり、ビジネスに対する意識も高く、仕事に対してかなり合理的な印象があります。例えば、仕事量や仕事の内容が給与に見合っていないと納得はされません。また、年齢や勤続年数に関係なく、仕事でしっかり能力や実力を出していれば、それ相応の対価を受け取るべきという考え方を持っています。

また、プライドの高い人が多く、出来ないことを出来ると言ってしまうこともあります。面子も気にする為、人前での指導や叱責をした場合、面子を傷付けられたと思い、強く反発の感情を出してきます。

 

③アメリカ人の特徴

・競争的

・仕事に100%の完成度を求めない(効率を重視)

・コミュニケーションを重視する(話を聞き、主張することは主張する)

・プライドは高い

・家族や自分の時間を大切にする

アメリカは多国籍・多文化国家であるため、アメリカ人は競争的な印象があります。世界トップクラスの企業がアメリカに多くあるのは、こういった背景があるからだと思います。

仕事については、勤務時間の中で効率的に行い、勤務時間が終了したら帰宅し、家族や自分の時間を大切にします。その為、1つ1つの案件に対して100%の完成度は求めず、如何に生産性高く仕事をこなしていくかを重視します。

会議の場面においても、発言者の話を聞き、さらに自分の考えを積極的に主張しようとします。多種多様な民族で成り立つ社会であるからこそ、人とのコミュニケーションをしっかり行う習慣が根付いているのだと思います。また、自分の意見を持っている為、プライドの高い人が多いのも特徴的です。

 

④イギリス人の特徴

・穏やか

・合理的な考え方(物事を割り切って考える)

・仕事に100%の完成度を求めない(効率を重視)

・家族や自分の時間を大切にする

・プライドは高い

・皮肉屋

イギリスは日本と同じ島国であり、特徴として似ている点が多いです。イギリス人はとても穏やかで、礼儀正しく、シャイな一面もあり、日本人とよく似ています。また、日本人は『すみません』とよく言いますが、イギリス人も『Sorry』を多く使う傾向があります。

仕事面においては、日本人とは異なり、とても割り切った考え方をします。不可能なことに時間をかけて取り組むことはせずに、仕事の精度をある程度に留め、効率良く仕事を進めていきます。また、イギリス人は休暇を大切にし、その時間を家族と共に過ごします。働く時間はしっかり働き、効率良く仕事を終え、休む時はしっかり休む、という考え方が根付いていると思います。

イギリスには、現在の政治経済の仕組みを先駆けて構築してきた歴史があります。今の世界の仕組みをイギリス人が作り上げたということもあり、イギリス人はプライドの高い人が多いと思います。また、皮肉屋な一面もありますので、上手くコミュニケーションを取るようにしましょう。

 

⑤オーストラリア人の特徴

・イージーゴーイング(おおらかな、のんびりした)

・お客さんへのサービスより自分の仕事を優先する

・家族や自分の時間を大切にする

・平等主義(フェア&ゴー)

・自己主張をする

オーストラリアは広い国土に恵まれているからなのか、オーストラリア人の性格は大らか、且つのんびりとしており、人生を満喫している人が多い印象です。また、人の目を気にせず、プライベートや自分のことを最優先で考える為、会社での仕事時間よりも、家族との時間や自分自身のビジネスに費やす時間を大切にします。

オーストラリアでは、フェア&ゴーという精神が重要視されています。これは「誰でも平等であるべきだ」という考え方です。
オーストラリアでは様々な人種が共存する他民族国家である為、異なる文化や価値観を有していても、みんな平等であるべきという考え方が根付いています。
また、オーストラリア人は自分の意見をしっかり主張しようとします。異なる考え方や価値観を持った人が多い社会だからこそ、自己主張を積極的に行う人が多いように思います。

 

⑥ドイツ人の特徴

・勤勉

・時間を守る

・規律を重んじる

・個人の意思を大切にする

・仕事に100%の完成度を求めない(効率を重視)

・家族や自分の時間を大切にする

・議論を良く行う

ドイツ人は日本人と同様に勤勉であり、時間や規律をしっかり守るというイメージがあります。
一方で、働き方に対する考え方は異なります。
まず、ドイツでは個を重視した考え方が根付いています。会社組織にとらわれることなく、個人としてのスキルアップを図ろうとする人も多いです。

また、ドイツでは仕事とプライベートにメリハリを持たせることを重要視します。
仕事もダラダラ行うのではなく、効率的に早く終わらせ、家族との時間や自分の時間を持とうとします。働き方に関しても、細かいルール設定はなく、基本的に自由である場合が多いです。やるべきことをしっかり行い、仕事の質が伴っていれば、働き方について周りは何も言わないです。

また、ドイツ人は議論を行うことが好きな印象もあります。会議の場では個人の意見をしっかり主張し合い、議論が白熱する場面も多いです。また、一度に多くの内容を話す傾向もある為、時々、何の話をしているのかが分からなくなることもしばしば。。何のテーマについて議論しているのか、ポイントを意識して話を聞いたほうが良いです。

 

⑦日本人の特徴

・勤勉で真面目

・時間を守る

・規律を重んじる

・忍耐強い

・生産性が低い

・協調性がある

・自己主張しない

日本人は、世界の中でもトップクラスに勤勉であり、真面目に仕事に取り組む人が多いと言えます。仕事の始業や会議の時間をしっかり守り、規律やルールを重んじます。また、「時間を守る」の中には納期を守るという観点も含んでいます。納期までに十分な就業時間が確保出来ていない場合は、納期調整を第一には考えず、長時間残業をしてでも納期を必ず守ろうと努力します。このあたりの忍耐強さも特徴的です。一方で、1つの仕事に対して多くの時間をかける傾向もあり、仕事の生産性は決して高いとは言えないです。

日本人は、周りの人と協力し、チームで物事に取り組むことが多いです。チーム一丸となって仕事をうまく進めるべく、チーム内でのコミュニケーションを重要視しますので、協調性のある人も多いです。ただ、同調圧力が強いという側面もあり、協調性のない人(周りと異なる動きや考え方をする人)には冷やかな対応を取ることもあります。

また、他の国の人と比べると、日本人は積極的に発言しない傾向があります。幼少期から、日本人は相手の気持ちを思いやる心を教育されている為、積極的に自分の意見を発言することに抵抗を感じる人が多いように感じます。

 

 

いかがでしたか?僕自身の経験を踏まえて、働く中での外国人の特徴について解説してきました。冒頭にも述べましたが、あくまで僕が出会った外国人や一般的に言われている特徴を踏まえて纏めましたので、異なる内容がある場合はご了承ください。分からないことがあれば、いつでもお気軽にメニューの「お問い合わせ」からご連絡頂ければと思います。

  • この記事を書いた人
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Yuta

10年以上、貿易・物流関連の仕事をしているサラリーマンブロガー。

カナダ・オーストラリア留学、
タイでの駐在員経験有り。
タイ駐在中にタイ料理の王道
「ガパオライス」に大ハマり。
現在は家族で海外移住を計画しています。

英語資格はIELTS 6.5を取得。

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